コラム

Beauty Column

そのシミいつまでも取れないかも…正しいシミの取り方

PURE BEAUTY恵比寿のドクターです!
みなさんのお顔には、「シミ」がありますか?
その「シミ」の正式名称をご存知ですか?

一般的に「シミ」と言われているものにはいくつも種類があり、その種類によって治療法が異なります。
治療法を誤ると、無効どころか、濃くなってしまう場合もあるのです。
恐ろしいですよね。

今日はそのシミの主な種類と有効な治療法を説明いたします。



主な「シミ」の種類と治療法

◎老人性色素斑
一番メジャーなシミです。特に頬に多く、数mmほどの境界明瞭なものが典型的です。
20代後半ぐらいになってくると出現してきます。
ケアを怠っていると、少しずつ濃くなったり大きくなったり、盛り上がってきたりすることがあります。
治療法はレーザーかIPL(光治療、フォトフェイシャルやm22やルメッカなど、当院ではライムライトやアキュチップを採用しています)になります。

関連ページ:
ライムライト
https://www.dc-pure.com/pure-beauty/menu/limelight/
アキュチップ
https://www.dc-pure.com/pure-beauty/menu/acutip/


◎雀卵斑
いわゆる「そばかす」です。
加齢でも増えますが、幼少期から目立つ方もいらっしゃいます。
治療はIPL(当院ではライムライト)です。
レーザーでも治療できますが、ライムライトで一網打尽の方がコスパは良いと思われます。

関連ページ:
ライムライト
https://www.dc-pure.com/pure-beauty/menu/limelight/


◎肝斑
頬、目のまわりにできやすい、ぼやけた大きなシミです。
摩擦や外部からの刺激でできることが多いです。
例えば洗顔やメイクで擦ったり(頬骨がでている方はできやすいです)
最近はマスクによる摩擦で肝斑が悪化しているケースをよく見かけます。
肝斑は、IPLやレーザーを当てるとそれ自体が刺激となり悪化することがあります。
そのため老人性色素斑、雀卵斑の下に肝斑が存在している場合は
闇雲にIPLやレーザーを当ててしまうと、「小さいシミは薄くなったけど、肝斑が目立ってきた!」ということになりかねませんので、注意が必要です。

肝斑の治療法としては、現時点で確立されているものは内服薬、ゼオスキンなどの塗り薬になります。
レーザートーニングに関しては「強い刺激を避けてメラニンにアプローチする」という観点で説明できそうですが、肝斑に対する効果は現時点ではまだ懐疑的です。
あくまで日常生活の「刺激」の蓄積によるものと考えられているため、生活習慣の改善も有効と考えます。

関連ページ:
ゼオスキン
https://www.dc-pure.com/pure-beauty/menu/zo_skin_health/


ほか「シミ」と間違えやすいですが、似て非なるものもあります。


◎ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)
ややくすんだ灰色調の少し大きめの「アザ」です。
両頬に左右対称に、20代に目立つようになることが多いです。
ADMはシミと誤ってIPLを打ってしまうと、悪化するリスクがあります。
治療法はレーザーです。ADMはアザなので保険診療で治療できます。
当院ではADMが疑われる場合は、そのまま治療せずに保険診療をすすめさせていただきます。


◎炎症性色素沈着
ケガやニキビ痕などでできた色素沈着です。
これは「むやみにいじらない」が有効なことが多いです。
だいたいは皮膚のターンオーバーとともに薄くなり3〜6ヶ月で目立たなくなっていきます。
それ以降も残る色素沈着に関しては、内服薬やハイドロキノンの外用、場合によってはレーザーを使用することがあります。


ざっと説明いたしましたが、字面だけですとなかなかわかりにくく複雑ですよね。。
一人一人の状態は異なるため、実際のお肌を見させていただければ、適切な治療法をご提案できます。
当院でのカウンセリングは無料ですので、ぜひご活用いただければと思います。



自己判断の前に、カウンセリングで正しい治療法を

私も医者になる前は全然分からず「シミといったらレーザーなのかな?」
と思い、大手美容クリニックで2万4000円でちっこい老人性色素斑8コくらいにレーザーを打ってもらったことがあります。
顔にはたくさんシミがあったので、今ならIPLの方がコスパがいいとわかります…苦い思い出です。
(なぜ診てくれたドクターはその時教えてくれなかったのか…泣)

約3年前、治療前の私の左頬です。
いっちょまえに肌画像診断機を使ってる画像が見つかったので、せっかくなので比較画像に使いたいと思います。



…汚いですね。

肝斑はほぼありません。ADMもありません。
頬に老人性色素斑、こめかみにほくろがあります。
鼻根にはメガネの鼻パッドの刺激による炎症性色素沈着があります。



IPL5回、炭酸ガスレーザーによるホクロ除去、メガネをなるべくつけずにコンタクトにするように心掛けました。

現在のお肌が、こちらです。



うん、だいぶきれいになりましたね。
うすーくシミがありますが、無加工でこのぐらいの薄さなのでファンデーションが不要になりました。

この3年の間に妊娠出産をはさんでおり、妊娠中にいったんシミが濃くなりました。
ライムライトを打とうか迷いましたが、比較的薄めなので塗り薬で薄くすることにしました。
IPLはとても良い治療なのですが、薄いシミには限界があります。
ZO SKINのミラミン外用でこんな感じで薄くなりました。



唇の下のホクロはそのままで、頬の薄いシミはさらに薄くなりました。

どの治療法にするか、そのあたりの見極めもとても大事になってきます。
自分でメニューを決めつけず、しっかりと診断してもらいましょう。

PURE BEAUTYでは、顔にあるシミがどの種類か、どの治療法が適切かご提案させていただきます。
まずはカウンセリングだけでもお気軽にお越しくださいませ。

この記事を書いた人

ゆきこ先生
ゆきこ先生ピュアビューティー恵比寿 医師
美容医療やアンチエイジングを通して、今までたくさんの方の思いに寄り添って来ました。一人一人のお悩みに合わせて、若く、美しく見えるお手伝いをいたします。
国内・国外問わず最新の美容施術の知見を収集したり、化粧品の成分解析も趣味で勉強しております。クリニックでの施術についてはもちろん、おうちでのスキンケアのご相談などもお任せください。

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