こんにちは。デンタルクリニックピュアです。いつもコラムを開いていただきありがとうございます😄

本日は、右上の前歯のセラミック1本製作をご希望された患者様の『前歯にセラミックが入るまでの治療過程』を追った症例をご紹介します。

こちらの患者様の主訴は、『元々右上前歯にセラミックが入っているが、根本の歯茎の色が気になるので、セラミックのやり直しをして歯茎の色を綺麗にしたい』との事でした。

初診時↓



確かに、右上の歯の根本が少し暗い感じがしますよね🤔？

この暗さの原因が被せ物にあるのか、もしくは歯の根っこにあるのかを探るために、まずはセラミックを外して中の状態の確認してみる事にしました。

セラミック除去後↓



※黒い部分は歯の根っこ、白い部分は土台のプラスチックです。

セラミックを外してみると、歯の根っこの変色が確認され、歯茎の暗さの原因が根の色が歯茎に透けていた影響が大きいと診断し、まずは治療の第一段階として、神経のない歯に作用するホワイトニング方法、『ウォーキングブリーチ』 を行い、根の変色を改善する事にしました。

ウォーキングブリーチ2回終了後↓



真っ黒だった土台が白くなりましたね😊

ウォーキングブリーチは2週間に1度のお薬交換を2回行いました。

この状態から土台部分（ファイバーコア）を仕上げ、最終的なセラミックを入れるための歯型を取りました。

当院手作り、当日仕上げの仮歯がこちら↓



尚、元々入っていたセラミックを除去してから新しいセラミックが入る前までの暫くの間（ウォーキングブリーチ期間中も含む）はプラスチック製の仮歯でお過ごし頂きますが、仮歯も院内手作り即日仕上げでこのクオリティなので治療期間中の見た目も安心です♪

本番のセラミックも、お隣の歯に合わせて色も形もピッタリ左右対称に仕上げるために、当院では歯科医師、歯科衛生士、歯科技工士が最後までとことんこだわりをもって製作いたします💪

ですので、少しでも色や形のお直しが必要と判断した場合はお預かりして修正するため、本番の歯が入るまでに長くて2〜3ヶ月程度かかる場合もございます。

出来上がりのセラミックがこちら↓



いかがでしょうか？歯の色も形も綺麗になり、歯茎の暗さもほぼ気にならなくなりましたね😊

術前・仮歯期間・セラミック装着後を比べたお写真がこちら↓



ウォーキングブリーチ後の土台の変化↓



このように、一本のセラミックを患者様ご本人の満足のいく形まで仕上げるためには、2〜3ヶ月というお時間がかかってしまう場合もございます。

患者さまから良く、
『セラミックが入るまで、どのくらいの期間がかかりますか？』
『セラミックが入るまでの通院回数はどのくらいですか？』
などの質問を頂きますが、これ、実はとても難しい質問なのです💦

シンプルに『セラミックを作る手順』だけで言うと、
①歯を削る→型取りをする→仮歯をつける
②セラミックを装着する
の最短2回で終わる場合もございますが、前歯の審美的な治療を行う際には、短期間での治療はおすすめではありません。

長い治療期間でもストレスがないように見たも綺麗な仮歯を装着しますので、どうか前歯のセラミック治療はこだわってください。

セラミックは高いお買い物です。
ですので、絶対に失敗の無いように歯医者さん選びは慎重になってください。

今回の患者様と同じようなお悩みをお持ちの方は、まずは一度当院にご相談くださいね😄

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